アフリカで大の字

フェアトレードはちみつの日本でのパイオニア 零細企業のおやじのつぶやきです

日本人が知らないAIIBから見る中国のしたたかさ

こんにちは、水野です。大震災で多くの被害を受けたネパールがアジアインフラ投資銀行に支援を要請したというニュースがありました。
ネバールがAIIBに支援を要請した記事

日本では中国主導の銀行で不透明さなどが指摘され参加しないと表明しまたが、現在50カ国以上の国がAIIBに参加を表明しています。その中で私が思う事は、日米主導のアジア開発銀行はアジアインフラ投資銀行の発展に置いてけぼりをする可能性があるだろうなということです。

私が去年ケニアに行ったて、首都ナイロビからケニア山の近くの村に行くときに高速道路を使いました。その高速は中国が作ったもので、出来るまでにすごく早く、費用もかなり安く作ったそうです。

 
そして、人材も犯罪者をケニアに連れて来て建築仕事をさせたのではなのかという噂がたつほど長時間彼らを働かせ、そして、事故が多発して多くの作業員がなくなったそうですが、それにはお構いなしで作業を進めて完成したそうです。この高速道路は出来たばかりで見た目はきれいでしたが、高速道路の中には横断歩道があり、人がわたります。車は時速150キロで走ってくるのでとても危険ではありますが、中国では問題なのでしょう。
 
日本だと高速道路が完成するまで時間をかけて綿密な建築をしますが、そのためには多額の資金が必要です。その資金は無償融資されたとしても途上国はとてもメンテナンスにしろ資金にしろ日本的なインフラ整備では対応できないのではないでしょうか。
 
その点、中国のインフラは短時間で安く済ませることで悪かろう、安かろうのほうが対応しやすいのではないでしょうか?
 
今から20年前は丁寧で高品質な日本的な手法は注目され多くの買い手が欧米の資金が豊富な国だけを見ていれば良かったと思います。しかし、現在は欧米だけではなくアフリカなどの開発途上国も無視できないです。彼らと取引をしていくためには従来の日本的なビジネス戦略では通用しません。中国のある意味したたかなビジネス戦略をうまくつかい世界の経済大国としての意地を見せて欲しいです。