アフリカで大の字

フェアトレードはちみつの日本でのパイオニア 零細企業のおやじのつぶやきです

アフリカのインフラ工事は日本は中国にかなわない訳

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こんにちは水野です。

こんな記事を見つけました。

国土交通省は10日、アフリカへのインフラ輸出促進に向けた官民会議をエチオピアとケニアで開催すると正式発表した。14日にエチオピアで日本企業が18社、16日にケニアで26社が参加する。アフリカでのインフラ建設では中国の存在感が高い。民間企業と連携し、建設するだけでなく維持管理のノウハウも含めた「質の高いインフラ投資」を売り込む。

www.nikkei.com

私の個人的な考えてすが「アフリカのインフラ競争では日本は中国には勝つ事は難しいなあ」というのが率直な感想です。

なぜなら、日本は職人的なきめ細やかな繊細な仕事をします。そして、時間をかけて丁寧に仕事をします。そして高品質で長持ちする商材を完成することはとても得意だと思います。しかし、これは日本や先進国なら中国などは勝ち目が無いと思います。

しかし、アフリカは環境が違います。ケニアなどは何度もここで書いていますが、ソマリアと紛争状態です。特にアル・シャバブなどは少しの隙を見つけてナイロビなどでテロを起こします。そして、その修復は日本的なきめ細やかなやり方ではケニアなどでは対応できないと思います。

その点中国は中国本土から多くの労働者をケニアに連れて来て(犯罪人という噂も)短期間にインフラ工事を進めます。日本の工事期間の半分程度でインフラを完成させます。そして、高速道路に横断歩道をつくる位の大胆なことをします。(高速道路で時速100キロ以上に走っているといきなり人が道路を横切ったりします。そこに横断歩道があるからです) いつテロがあるかわからないのでインフラの復興のスピートが日本でどれだけできるかが鍵です。道路を造ったとしてもいつテロが起こるかわからないので、それほど高品質の道路は必要ありません。その点は中国は熟知していて、日本からすると中途半端なインフラ作りをしますが、ケニアからすれば安くて早くできれは言い訳で、日本のインフラの計画を作成している最中に中国がそのインフラを完成している状況が私は目に浮かびます。