アフリカで大の字

フェアトレードはちみつの日本でのパイオニア 零細企業のおやじのつぶやきです

アフリカに格安航空(LCC)は根付くか?

こんにちは、水野です。

アフリカでの異動というとバスを思い出します。

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(これは強引に撮影したマラウイのリロングウェイのバスターミナルです)

アフリカのマラウイに限らず、アフリカの多くの国では日本のTOYOTAのハイエースを路線バスとして使用しています。そして、近郊国ならばバスで行き来していて、一日中バスに揺られているにしろ格安で例えば、マラウイからザンビアやジンバブエに行く事ができるのです。お金があれば庶民はバスでアフリカ中を旅行する事が可能です。

近年日本でもエアアジアなどの格安航空が日本に進出して東南アジアならJALなどと比べて安く旅行できるようになりました。これは、アジアだけではなく、アフリカでも格安航空会社がアフリカの路線を就航することが目立つようになりました。

例えば、東アフリカをフライトするときに南スーダンなどに行く場合(日本人で行くケースは自衛隊か、NGOなどの自治体ぐらいか)にはフライドバイという格安航空会社がドバイから就航しているので日本から18万円ぐらいでいけるので日本から格安航空を使って安くアフリカに行く事が可能になった。

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そして、CNNの日本版でもアフリカのLCCの記事がでていて、アフリカもLCCの時代の幕開けなのかと思ってしまった。

www.cnn.co.jp

私は、マラウイやケニアなどの国を訪問してアフリカ人が果たしてLCCを使うのかと考えてしまった。日本のエアアジアなどを利用するのは比較的、中間層であると考えている。アフリカにそのような中間層が存在している国はどれだけあるのか?かなり限られた国であると思われる。多くのアフリカの国は10%前後の上流階層か90%前後の貧困層にちかい庶民の両極端に分けられると思う。その中で、10%の上流層はその国の航空会社たとえば、ケニアではケニア航空、エチオピアならエチオピア航空などの政府主導の航空会社を使うと思う。

そして、90%前後の庶民の一部が海外に行く場合、多くはバスを利用すると思う。バスは格安のものからデラックスなバスまであるので選択の幅があるし、例えばマラウイから南アフリカならばバスで3日あれば着くので、のんびりしたアフリカ人ならバスを利用して、LCCを利用するとは思わない。

でも、今後5年10年後にアフリカでも中間層の国民が増えて行くことは絶対にあるわけで、そのときにLCCがアフリカに根付くのか勝負なのだと思う。

それまでは、日本からアフリカに行くときに安く行くときに利用するなど、外国人が利用する航空会社としての位置づけなのかもしれない。

 

マラウイハニー120g

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