アフリカで大の字

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アフリカでのインターネットの普及率と独裁国家の関係を見ると

こんにちは、水野です。

アフリカでは一人の大統領が何十年と政権を維持しているケースをよく見かけます。先日も赤道ギニアの大統領が再選されましたけれど、38年も政権を保つことができることはとても驚きです。ジンバブエの大統領しかり、ルワンダの大統領しかり、アフリカには何十年も政権にしがみつくことができるのは難しくないのです。
日本人なら不思議に思うでしょう。「なぜ、彼らは何十年も政権にとどまることができるのか?」その理由はいくつかあると思いますが、大きな理由の一つに「インターネットの普及率が低い」というのが、挙げられると思います。
アラブの春という、数年前に起こった、アフリカのチェニジアやエジプトに起こったソーシャルメディアから起こった、独裁者を倒した運動がありました。
そのチェニジアやエジプトのネット普及率はアフリカではかなり上位であります。

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チェニジアは2位であり、エジプトは9位です。でも普及率としてはチェニジアは約46%であり、エジプトは約31%です。そして、リビアですが

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19位です。17%ぐらいですが、カザフィ大佐を倒したのにかなり普及率は低いと思います。これはどちらかというと反カザフィ派の影響があるのではないかと思います。

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16位から33位ですが、この順位を見ていると、独裁的な政権がでてきます。

news.ameba.jp

37年同じ大統領である赤道ギニアは16位で約19%、アフリカのシンガポールと言われている何十年もガメメ大統領のルワンダが10%と続きます。

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ここら辺にくると最貧国が並びます。マラウイが約5.8%であったり、エチオピアが約3%です。マラウイではスマートフォンが普及してきたので、実際はもっとあると思います。しかし、マラウイでやっと携帯メールが普及して来たらしい。

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そして、ワースト3なのはこれらの独裁国家となります。

これらを見ていて思う事は、多くの独裁政権のインターネット普及率は10%代で利用する人たちは政府関係者やNGO関係者などが中心となると想像します。その国民の多くはインターネットとは無縁の生活をしており、彼らの情報の手段は新聞や口コミや噂、ラジオ、テレビなどとなります。

前回マスメディアのことをブログに書いた事があります。マスメディアは情報を独占することができます。ですから独裁者が情報を独占できるわけですから、自分が都合の悪い情報は流す必要がないので情報に対しては国民をコントロールできます。ですので独裁政権は長期に続く事になると思います。

もちろん中国などのインターネット普及率が49%やシンガポールのように82%のような国もありますが、シンガポールは島国で人口も少ないので政府としても調整ができるでしょう。中国は貧富の差が激しく人口の半分ですがその分政府の監視が充実しているそうなので国を統制できるのでしょう。

独裁政権になる為にはネット環境を停止するか、国が管理できるための高度のシステムを作る必要があるのかもしれません。

 

マラウイハニー120g

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