アフリカで大の字

フェアトレードはちみつの日本でのパイオニア 零細企業のおやじのつぶやきです

フェアトレードのゴール設定

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こんにちは、水野です。

自分はマラウイハニーというマラウイの貧しい農村から8年前にはちみつの輸入販売を始めました。当初は藁葺き屋根のみすぼらしい家がポツポツとある本当に貧しい村でした。去年、その村を訪問したときにはマラウイとして近代的な家が立ち並び、子供達はきれいな制服をきて学校に行きとても、村が変わっていた事をとても喜びました。

 

ここで考えたのは、フェアトレードという定義です。私は貧しい国の当時は貧しい村から日本にはちみつを輸入販売して、国産はちみつよりも格下の扱いで差別をうけてきましたが、すこしずつですが認知され、注目されて、売上げもすこしづつですが増えてきました。

それは、ありがたいことですが、村の発展を考えて私は村人から今度はビジネスとしての付き合いをはじめないといけないのではと考えています。

私がこのビジネスを始めたときはこの村しかはちみつ採取はしていなかつたのですが、今マラウイでは14カ所の養蜂組合があります。(養蜂組合といってもミツバチを養蜂しているわけではなく、巣箱をおくだけでミツバチが蜜を集めてくれるので年に何回かはちみつを集めるだけの作業)

 

蜂蜜生産地の今

巣箱式典前のマパンガ村の様子です。7年前は道路には家も無く、藁葺き屋根のみすぼらしい家からレンガや近代的な家がたくさんでき電気も通るようになりました。村か見違えるほど発展できたことはとても良かったと思います。

Posted by 水野 行生 on 2015年9月24日

また、私が何カ所か養蜂の視察にいったときに外国人がまず入る事のない山奥にいくので、道に迷って車を降りて道を捜していたら何十人の子供達の囲まれたりします。それだけ外国人が珍しいく、車も珍しいのかもしれません。

そのような地域で学校の床が抜けていて椅子が少ししかおけないような地域のはちみつを視察して最初に輸入したはちみつよりも美味しかったりするので、ビジネスとして競争が始まり、生産者がいままでは自分たちのみという独占的な考えから競争に変化しました。ですので、公正取引とと同時に競争に勝ち抜く為にこの商品はどのようにしたら良いのかを考えて行く必要が生産者に出てきました。

NGOは養蜂を教えて、儲け方はみなさんが考えてね?というスタンスかもしれませんが(間違っていたらごめんなさい) 

ビジネスとして継続していくためにフェアトレードからオーガニックへ、お客様の意識として同情から品質で選ばれる段階に来たと思います。

新たな段階としての新しい戦略が必要なのかもしれません。

 

 

マラウイハニー120g

マラウイハニー120g