アフリカで大の字

フェアトレードはちみつの日本でのパイオニア 零細企業のおやじのつぶやきです

ナイジェリアが無視できないもうひとつの独立問題

f:id:gotara:20180909172531p:plain

こんにちは、水野です。

ナイジェリアといえば、北部にイスラム系テロリストのボコハラムの問題がありますが、もうひとつ大きな独立問題があります。それはビアフラの先住民の独立問題です。9月14日にビアフラの先住民族が住む地域が大規模なストライキを行う事を報道した。

allafrica.com

このビアフラ民族は1967年から70年までナイジェリアの北東部においてイボ族が独立宣言をしてつくられたビアフラ共和国という国家がありました。

ナイジェリアには250の部族がおり、その中でイボ族はもともと北部の民族でした。北部はイスラム教徒の民族が多数を占める土地でした。しかし、イボ族はキリスト教徒の民族で他の民族とは文化や習慣が異なっていました。ナイジェリアが1961年にイギリスから独立した時に部族間の対立が激しくなり、キリスト教徒のイボ族からクーデターが起こり、ビアフラ共和国の独立宣言がなされました。しかし、多くの民族はその独立に反対し彼らと戦争が起きました。その戦争は1970年まで続きました。犠牲者は200万人を超えまして、その多くは女性や子供達でした。

その対立関係の原因として、イボ族が占領している地域が原油産出地域であったこと、またイボ族はイギリス植民地時代、イギリスと手を組んで奴隷売買を積極的に行い。そしてキリスト教に改宗して英語教育を積極的に行い、植民地官士として優遇され、商人としてもナイジェリア鮮度に経済を握る黒い白人と言われるようになり、他の民族から排斥されるようになったので独立をしたと思われます。

しかし、この戦争はビアフラ共和国は崩壊して国がなくなりました。しかし、再びビアフラ国独立を狙っています。今は力でなんとか封じ込めているようですが、いつまで続くのでしょうか?

そう思うと日本は平和だなあと思います。

 

蜂蜜のご注文はこちら

www.5talents.jp