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南スーダン政府の外国人支援就労ビザの手数料1万ドルは共感できる

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こんにちは、水野です。

南スーダン政府が外国人専門家ビザの発行手数料が100倍になったことに援助団体から非難があるというニュースを見た。

 

【ヨハネスブルク小泉大士】10万人が飢餓に苦しむ南スーダンの政府が外国人援助関係者に対して労働許可証の発給手数料を100倍に値上げすると決め、援助団体などから批判が相次いでいる。

 ロイター通信などによると、南スーダン労働省は1日、外国人の専門家が労働許可証を取得する際の手数料を100ドルから1万ドル(約115万円)に引き上げた。

 南スーダンで働く外国人の大半は援助関係者とみられる。今回の政府方針について、NGO関係者は「緊急援助が必要なのに援助関係者を閉め出そうとしている」と批判。撤回されなければ、深刻な影響が出ると懸念している。

 

 

mainichi.jp

南スーダンから蜂蜜を日本で輸入販売するものとして、この記事に興味をもったと共にとても南スーダン政府のこの政策に個人的に共感した。

理由は南スーダンはなぜ民族紛争がつづいているのか、いろいろと理由があるが、そのひとつとして「石油しか輸出できるものがない」

だからこの石油の利権をめぐり民族が対立しているように個人的には感じている。

そして、民族対立から難民問題等さまざまなトラブルが起きている。その問題解決として多くのNGOが南スーダンで活動をしている。南スーダン政府は産業がない状況の中、いち早く資金集めができるNGOの専門家のビザからお金を取ることを考えたのだろう。

NGOはあくまでも援助が中心である。しかし、政府が求めているのは「新しい産業」をつくり新しい雇用をつくること

新しい産業をつくれるNGOがどれだけあるのか私にはわからない。でも、最貧国ではお多くのNGOが活動をしているが、その住民はNGOなれしてしまい、「援助してもらうことがあたりまえ」になり労働する力が薄くなる傾向がある。そして、援助中心のNGOのお陰で国民の労働力がはぎ取られてしまう傾向があるように思える。

もちろん、NGOの働きを私は否定しているわけではない、彼らの働きを通じて私もフェアトレードの蜂蜜のきっかけを作ってくれた訳だし、災害や紛争等で大きな働きをしているのはNGOやNPOだからだ。

このニュースは南スーダン政府を頭ごなしに非難することはできないと思う。もし非難するなら南スーダンに新しい産業をつくるための政策を提示することだ。それを南スーダン政府は求めているように私は思えてならない。

 

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