こんにちは、水野です。
今年の夏にケニアのナイロビでアフリカ開発会議が開催されます。その影響でしょうか?日本語のアフリカ関係の記事を捜しているとアフリカ貿易との中国と日本の影響力や進出度合いのあまりの差に日本側が歯ぎしりしているように感じます。
私がアフリカを訪問して中国人を見かけますが、日本では見向きもされない中国はアフリカの小さな国にも進出しています。そして、貿易を開始しアフリカと中国の関係を強めているように見えます。
アフリカは日本の投資や貿易とのつながりを求めているのに対して、日本側はアフリカはまだ貧困の国が多く投資より援助というイメージを持ち続け、アフリカが世界的な経済的影響を2010年代からやっと日本が重い腰を上げたという事だと思います。
日本のアフリカが友好な関係を維持する為には貿易が不可欠です。中国はアフリカからの輸出額が10年前の10倍の500億ドルになっている。(ちなみに日本は約186億ドル)
このことから見るとアフリカ貿易で中国は20年前からアフリカの発展を見通して貿易をして来たのに対して、日本は未だに紛争や貧困の多いアフリカで投資というイメージが湧かないと言う感じです。
では、アフリカ側は日本と中国のどちらに注目しているのでしょうか?
2012年にアフリカ開発銀行がアフリカ地域以外での初めての事務所を東京に開設しました。
わたしは不思議に思いました。なぜアフリカ開発銀行が中国の北京ではなく、東京なのか?
私の推測ですが、アフリカ側からすれば日本の投資拡大を求めていることと、今まで青年海外聴力隊などの地域に根ざした日本の地道な活動をアフリカは評価しているのではないかと思うのです。
中国が確かに先に進出していますが、今後の中国経済の行方によっては日本が本格的に進出すれば状況をかえることは難しい事ではないと思います。
日本人は職人気質でとても細かく、時間をかけて最高に良いものを作り上げる技術は中国では真似できないでしょう。
アフリカの国のことを考えてアフリカの貧しい村々をどのように豊かにできるのか考えるものとして日本がアフリカ貿易で中国以上の影響力をもつために、日本の中小企業はリスクをとってアフリカに進出して欲しいと思います。特に、マラウイなどの小さな国では日本の中小企業の方が小回りが利いて両国の発展に大きな力になると思います。でも、中小企業の社長さんはアフリカを軽視する傾向があると思うので、今のアフリカの現状を知って中国とビジネス貿易で争ったら良いと思います。
*1:マラウイの首都にある中国建設のサッカースタジアムです。