5月11日のNHKプロフェッショナル仕事の流儀の放送はファンドマネージャー新井和宏氏の働き方の放送だった。私が特にこの放送の中で注目したのはフェアトレードカンパニーの投資についてのやりとりだ。
社会貢献企業の老舗のあるフェアトレードカンパニーの経営方針や活動などマラウイハニーを販売する上で参考になった企業である。NPOではなく営利事業としてのパイオニアの企業です。その企業に対してファンドマネージャー
の新井氏はどのように評価し、どこを改善すべきなのかをTVをみながら色々と考えさせられた。
特に考えされたのは、フェアトレードカンパニーは仕入れ先に前払いで払い、それを銀行から借り入れており、それが経営に影響するのではという視点を見たとき、企業側は生産者を安心して製作してもらい、生産者にはとても有利ではあるが、それは企業側にはどうなのだろうか?という点。また、従業員は退職金制度が確立されておらず、給料面ではまだまだ豊かではない点。
私もフェアトレード的なことのビジネスをやっているのでフェアトレードカンパニーさんのビジネススタイルは素晴らしいと思っていた。しかし、新井さんが「自分が豊かにならなければ相手を豊かにしてあげられない」というメッセージはとても心に響いた。
日本ではどうしてもこのようなビジネスは奉仕的というか、自分を犠牲にして相手を幸せにすることの美徳を考えてしまうことがある。しかし、ビジネスは儲けなければ意味が無い。
これはフェアトレードのビジネスの課題とそれをどのように改善すれば良いのかを考えさせられた。 私にとってこの事は他人事ではないのだから